答えは、もちろんNoです。
日本に住み「外国語は話しません」という人の中にも多くの国際人と言える人はいます。例えば、日本在住外国人をサポートする仕事をしている、国際協力に関連する企業で働き外国での活動を支援しているなど、色々な形で国際人の役割を果たしている人がいます。
私が、「英語、英語」と言っている理由は、英語を使える様になったお陰で日本国外で色々なことを経験し学ぶことができ、その学びを通し多角的な視点からものを見ることができるようになったからです。英語ではなく他の言語を習得された人も、きっと同じような経験をされている人が多いのではと思います。国際人になるためには少なくとも色々な視点からものを見る能力が必要だと思います。その力を培うための良いツールになるのは確かです。
今の世界は確実に繋がっています。最近の例で言うと、コロナの影響で他の国の経済が滞ることにより日本国内の景気が大きく影響を受けたり、またコロナを克服するために作られたワクチンも色々な国でデータを取ることにより最短で効果のあるものを作り上げることができたりなど。世界の一員として貢献をしていくことが私達には必須となっているのです。
学生時代にユネスコの機関でインターンをしたことがあります。そのときにアフガニスタンから来ていた政府の方にお礼を言われたことがあります。日本から援助に来た人達はアフガニスタンの文化を尊重し、話しを聞いた上でヘルプをしてくれる、とてもありがたかったと。
色々な国の人から日本の精神は素晴らしいとよく言われます。その精神を持って国際的に活躍する人が増えたらどれだけ世界のためになるか、世界平和のためになるかと考えると、私がメッセージを送ることで国際人になろうと思ってくれる日本人が増えるのなら、そんな微々たる形でも貢献したいと思う毎日です。