パンデミック

6月くらいからワクチンのお陰で、ある程度普通の生活ができるようになりました。電車に乗ったり、レストランで食事したり、友達とハイキングに行ったり、友達の家に遊びに行ったり、近場に旅行へ行ったり…、パンデミック渦中(2020年3月から2021年5月)ではできなかったことがやっとできるように。ある同僚は、「待ってましたー」とばかりに、ハワイへ旅行したり、外国に住んでいる家族に会いに行ったりなどしてます。

パンデミック渦中は大変で、必要のない外出は避けて一緒に住んでいない人とは会わないようにと州知事からのお達しがあり、レストランはデリバリーのみ、デパートみたいな所はオンラインで買い物をしたものをピックアップするとか、人との交わりをほぼ奪われた生活をしていました。外を歩いていて前から人が歩いてくるなぁと思うと、その人が道を渡ってお互いが交差することがなかったりなど。一緒に住んでいたパートナーがいたお陰で、全く人の交わりなしと言う状況にはならなかったのですが、長い間、人との対面での交流がなかったので、1年3ヶ月ぶりに電車に乗った時は興奮と恐怖感が混じったような不思議な感じになったのを覚えてます。

家からほぼ出ないという生活の中、まさか自分がこんなことをするとは!みたいなことにも沢山挑戦しました。絵を描いたり、ブログを始めたり、料理をするようになったり、ヨガをしたり、いつかやりたいと思っていたことを殆ど網羅してしまったので、次にもしパンデミックが来たらもうやりたいことがない状態に(笑)。仕事がリモートになったのを利用して、recreational vehicle (キッチン、トイレ、シャワーなどの付いたキャンピングカー)を借りて、半年かけてアメリカ横断している同僚もいますが、私はそこまで思いっきりできない、とアメリカ人のフリーさに在住20年目にして驚いてます。

パンデミック渦中はコロナ以外にも色々とありました。Black Lives Matter、トランプ派の国会議事堂での暴動、またAsian Hate、ワシントンDCに住んでいる私としては本当にドラマティックでした。自分がおばあちゃんになった時、2020−21年は半端なかったとドキュメンタリーで言われるんでしょうね。

最近は少し落ち着いたので、東京オリンピックの中継で東京が出てくると、「次に帰れるのはいつだろう。。。」と1年半帰れてないので感情的になる余裕も。振り返ると、このパンデミックどうやって乗り切ったんだろうと不思議です。もう既に記憶から消されてることも多く、記憶の忘却って人が幸せに生きていくのにとっても大切だと痛感してます(もちろん忘却により同じ間違えを繰り返すと言う悪いこともあるんですが)。

日本ではコロナの感染者数が増えていますが、みなさんお気をつけて!

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