発音学習方法

よく「発音がよくないから分かってもらえない」と思っている人がいますが、実際は、「どうやって自分のアイデアを英語で表現したらいいか分からない」から、英語が通じていないことが多いです。ですから、発音に注目する前に、はじめは自分のアイデアを話したり書いたりする力をつけましょう!発音は少し問題があっても、分かってもらえることが多いです。アイデアを英語で発信するアクティビティをしながら、以下の発音の練習をしてみてください。発音の練習だけをしていても、話せるようにはなりません。

発音の練習には2つのことが必要です。

個々の音(母音や子音)を正しく発音する(セグメンタルと言われます)。つまり、「r 」や「I」などの発音とかです。

英語のリズムやイントネーションを正しく発話する(プロソディーと言われます)。英語の文の中には、強く発音しなければいけない単語と、弱く発音しなければいけないものと二つあり、そのバランスにより英語のリズムが生まれます。英語のラップミュージックなどがその良い例です。例えば、下の例では、赤丸の単語がついた単語は強く発音されます。詳しくは以下のリンク参照。

https://berd.benesse.jp/berd/center/open/syo/view21/2008/06/s07english_02.html

正しく強弱ができていない時(プロソディーが良くない時)は、聞き手にはとても聞きづらい英語であると思われます。実は専門家の間では個々の音を正しく発音するより、リズムを正しく発話するということが発音の力を伸ばすのに重要だと言われてます。日本人が「r 」や「I」を常に正しく発音するのはかなり難しいですが、リズムを正しくすることで、聞き手に分かりやすい英語を話すことができるようになります。

ではこの二つの力を伸ばす活動について以下に説明します。

セグメンタル(母音と子音)

Googleで発音アプリと検索すると、色々なものが出てきます。以下の情報を参考に選んでください。

母音と子音の発音の仕方が、映像などで、目で見える形で解説されていると学習しやすいです。口の形や舌の位置などが分からないと、上手く発音できません。

自分の声を録音でき、うまく発音できていたか、フィードバックがあるれアプリとかもオススメです。発音しただけではそれが正しいか分からないからです。

プロソディー

プロソディーを上達させるためには、英語話者のリズムやイントネーションを真似して話す練習が必要です。そのためには、シャドーイングが役に立ちます。

Googleでシャドーイングアプリと検索すると色々と出てきます。

短い簡単に発話できるセンテンスを使ったシャドーイングがオススメです。長いものだと、記憶して発話をすることに必死になり、プロソディーを真似ることに注意が払えなくなって発音を直すという目的から外れてしまいます。

録音機能がついていると、自分のリズムやイントネーションを確認することができます。

シャドーイングをすることだけでスピーキングの力が伸びるといっているものがありますが、それは正しくありません(理由はこちらのポストで)。シャドーイングを併せて、自分のアイデアを英語で話すという練習をすることをすれば、スピーキングの力がつきます。

アプリ以外では、YouTubeなどで英語学習用の音声教材を使うこともできます。

例えば、以下の短い会話のリンクです。1つ目のビデオはすべての会話が入っているビデオで3時間の長さなので、スキップしてください。他のものは2−5分の長さです。リスニングをし、その後、字幕の英語を見て、リズムとイントネーションを真似しながら発話してください。上手く真似できるまで何度も繰り返し声に出してください。このビデオの英語はとても簡単ですが、プロソディーを学ぶのに難しいものを使う必要はありません。 https://www.youtube.com/playlist?list=PLii5rkhsE0Ld3xCgxG6j5fw7RlG2S5czO

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