木から森への学習の問題点

従来の教育現場でのリスニングやリーディングはは木から森へ(細部を理解し、全体を理解する)の学習を推し進めています、つまり、単語や文法構造といった細かい部分に注意を払い、1文目の全てを理解した上で次のセンテンスへ移行するという学習活動を行なっています。このリスニングやリーディングの取り組みは完全に間違っているわけではないですが、実用的なリスニングやリーディングの力をつける妨げになる可能性が多々あります。

理由1:このようなリスニングやリーディングは実際に英語を使うという状況では、あまりにもスローすぎる。また、この聴き方、読み方に慣れてしまうと、わからない単語がでてきたときに、そこで突っ掛かり、残りの内容の聞き取り、読み取りができなくなる。

理由2:実際に英語を使う場面では、ある程度の速さでで大まかな意味を掴む力が必要とされる。わからないものが存在する状況は言語を学習する上でよくあることで、その状態でも重要な観点は理解する力をつけることが大切。

理由3:あまりにも詳細を気にしすぎて逆に全体像が掴めず、重要な観点がなんだったか、理解できない状態になる。

リーディングやリスニングの学習活動をするときは、初めに全体の意味を掴む練習をし、その後で細部を理解するという活動をお勧めします。

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